パンチ!パンチ!パンチ!

まっすぐ伸びている
アスファルトの道ひとり
明けたばかりの一日
行き交う車もない
独り占めの二車線踏みしめる

夕べ彼の部屋で 思わぬ裏切り
「君は強いから…」なんて
勝手なセリフ つまりは
あの子あなたの
か弱きお姫様?

悲しすぎる夜を越えて
まぶしい朝が 心に刺さる
「やってらんない!」と呟いて
こぶし握って ストレートパンチ!

サンダル脱ぎ捨てて
裸足で涙を蹴って行く

傷は相当ね だって好きだったから
でも泣いてさまよって
落ち込むだけじゃ それじゃあ
自分にバツを
つけるみたいでダメ!ダメ!

悲しすぎる夜を越えて
まぶしい朝を にらみつけてる
「やってらんない!」と呟いて
自分自身に ストレートパンチ!

悲しすぎる夜を越えて
新しい朝 味方にしよう
「負けてらんない!」と呟いて
こぶし握って ストレートパンチ!
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