時代屋の男たち

また飲みすぎて 羽目を外し
街ん中を ほっつき歩き
もう青春も 終りだと
電信柱相手に 喧嘩売る
時代屋の男たちが
酔って肩組み 行く先は
風のれん 夢酒場
それとも 淋しい 終電車

また梯子して 背中ゆすり
語り切れぬ 大風呂敷で
あの女とか 会社とか
波々ついだ酒を 一気飲み
時代屋の男たちが
靴をへらして 行く先は
ネオン街 夜明け町
それとも あの娘の 待つ部屋か

時代屋の男たちが
酔って肩組み 行く先は
風のれん 夢酒場
それとも 淋しい 終電車
それとも あの娘の 待つ部屋か
どこにも あるような 人生か
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