幸せの種

窓から射し込む やわらかな光
かじかんだ時間(とき)をいま静かに溶かして
こっちへおいでと 手まねく未来は
胸の奥刺さってたトゲを抜いてゆく

頑張りすぎて 夢ばかりこだわるうちに
自分の気持ちをどこかへなくしていたね

ありふれていても ささやかでもいい
もいちど私らしさ 取り戻すために
ベランダに植えた花を待つように
心の隣にある 幸せの種を育てたい

うつむいてた日々 振りはらうように
伸びすぎた前髪をかき上げてみるの

悲しみばかり数えてた日記のペイジ
今日からまぶしい景色を綴ってゆこう

じょうずじゃなくても 不器用でもいい
いつでも私のまま 生きてゆきたいの
誰かに笑顔をあげられるくらい
心で一粒ずつ 幸せの種を増やしてく

ありふれていても ささやかでもいい
もいちど私らしさ 取り戻すために
ベランダに植えた花を待つように
心の隣にある 幸せの種を育てたい
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