夢一輪

あなたの心の お守りに
せめて私が なれるなら
淋しさうずめる それだけの
しのび逢いでも いいの
どこかでお酒を 飲んでたら
そっと私を呼び出して
電話を離さず 夜更けまで
いつでも 待っているから
愛してはいけない人だと 分っているけど
つのる想いたち切れないの
たとえ短い月日でいいのよ
そして悲しい終りがきても
夢を一輪咲かせてくれたら

あなたの心の隅っこに
せめて私を住まわせて
泣きたいくらいに 好きだから
逢えるだけでもいいの
明日が駄目なら 明後日は
きっといい日になりそうと
鏡の私に話しかけ
涙の支えにしてる
愛してはいけない人だと 誰もが言うけど
胸の痛み 分りはしない
いつか泣く日が来てもいいのよ
そして別れの季節が来ても
春を一輪咲かせてくれたら
夢を一輪咲かせてくれたら
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