風のコトバ

届けたい願い事 風になり
幾千の夢を描く

ah…泡沫(うたかた)の痛み
今も二人遠ざけ
越えて行けないね想い
傍にいるのに

同じ瞳で見てた青空
何も変わらないね
時がどれだけ経てば静かな
笑顔で会えるの

届かないコトバほら風になり
過ぎ去ったあの日へと吹き抜ける
愛しさが木漏れび揺らすよに
君の手に優しく降れ

ah…移ろう季節に
心だけが佇(たたず)み
指を伸ばしたらいつか
触れるその背に

違う景色の中で感じた
似てる気持ちあるね
過去を許す温もり委ねる
強さを知りたい

届かないコトバから滲むよに
この胸が鮮やかに紅くなる
近づけば離れてく陽炎(かげろう)に
せつなさを重ねている

届けたい願い事 風のように
幾千の時間(とき)の河 流れてく
届けよう声一つ風に乗せ
君の手に優しく降れ
音もなく優しく降れ
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