みなと恋唄

海はきらいよ 哀しみが
遠くに広がる 気がするの
恋もきらいよ 捨てられたなら
死ぬまで傷つく 気がするわ

港 坂道 潮の風
とぎれた 口笛 流れブイ
いつも 船出の あなたの心
汽笛に追われて 見てるだけ

波は引いても また寄せる
かもめは 去ったら 去ったきり
羽もないのに どうしてわたし
この先 寒空 ついてゆく

燃えたわたしが 馬鹿ならば
抱いた あんたは なんなのよ
恨み言葉も ただ恋しさに
泪まじりの 演歌になる
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