夜霧の慕情

愛しても 愛しても
愛しきれない 君だった
夜霧の中に
泣いてかくれて 消えたまま
帰らぬ面かげ あゝ 泪の瞳

さよならの さよならの
声も哀しく かすれてた
あの夜の別れ
こんなやくざな 俺のため
つくした真心 あゝ 忘れはしない

いつの日か いつの日か
逢えるあてない 恋だけど
せめても祈る
君の倖せ そればかり
夜霧に咽ぶよ あゝ 男の慕情
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