北国そだち

かわいい女に 口説かれて
お酒に溺れちゃ いないかと
今日もいつもの 便りが届く
おふくろみたいに いい奴さ
逢いたいよ 恋しいよ 飛んで行きたいよ
都会でひとり 膝を抱き
北国… 遠い故郷の おまえの夢に泣く

おまえのその手を 振り切って
上りの列車に 飛び乗った
声にならない 涙のつぶが
今でもこの瞳に 映ってる
逢いたいよ 恋しいよ 飛んで行きたいよ
手酌でひとり 呑む酒は
北国… 遠いおもいでを 今夜も連れてくる

粉雪ちらちら 降る夜は
ふるさと景色も 雪ン中
幼ななじみの おまえとふたり
北国そだちが なつかしい
逢いたいよ 恋しいよ 飛んで行きたいよ
別れてひとり 悔やむたび
北国… 風も呼んでいる 帰って来ないかと
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