沈丁花の女

紅い沈丁花 グラスに活けて
淋しさまぎらす ひとり酒
ひと雨ごとに 春匂う こんな夜は…
あなたの腕まくら欲しくなる

ひとり暮しが気楽でいいと
つよがり言わせた わかれ酒
我儘ばかりで 困らせた わたしが悪い…
あなたの優しさをおもいだす

明日の夢より 男の胸の
ぬくもり欲しがる おんな酒
とんではじけた 倖せを お酒が泣かす…
あなたを連れてきて 春の雨
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