以心伝心

波乱万丈 大正ロマン
誠と愛を 貫いた
男で一代 風雪こえて
肌に刻んだ 人生模様
以心伝心 俺には読める

うしろ姿の 親父を追って
いつしか来てた 五十路坂
お袋ソングは 数々あるが
親父たたえる 縁の唄は
俺が唄うぜ 声たからかに

「牛の歩みは いや遅くとも
尊きものは その歩み」
口には出さぬが 親父の背に
書いてあるんだ 辛抱しろと
以心伝心 俺にはわかる
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