おもいで港町

雨の長崎 港町
桜の花が 咲く頃に
出逢えた君の やさしい笑顔
似てる女だね 黒髪の
薄い肩 仕草まで 面影浮かぶ
ちょっとちょっと いい女

汽笛遠のく 港町
出て行く船に つぶやいた
過去を乗せて 戻って来なよ
そんな願いも 流される
届かない 一人言 どしゃ降り雨に
ちょっとちょっと いい女

灯りゆらゆら 港町
涙がうるむ 目頭に
揺れて見えるぜ 松ヶ枝埠頭
男ごころに 潮風が吹く
ひとときの 雨あがり 夜霧に消えた
ちょっとちょっと いい女
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