父娘鶴

雪よりもまぶしい 翼を広げ
きょうはめでたい 鶴が舞う
男親なら 淋しさと
くやしさ半分 こみあげる
娘よ娘よ はばたけ青空に

この膝で遊んだ 幼い頃が
まぶたとじれば 想いだす
これで肩の荷 おりたねと
母さんポツリと ひとり言
今夜は今夜は ふたりで祝い酒

雨風や嵐の ぬかるみあれば
光り輝く 道もある
愛の翼を 支え合い
しあわせみつけに 飛んでゆけ
娘よ娘よ おまえの門出だよ
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