れんげ草の唄

母さんが当り前の顔で 僕を起こしてくれた
古里は何年ぶりだろう もう少し眠りたい
雀の声が聞こえる中で鼻を櫟るのは
お得意のみそ汁の香り 何もかも元のまま
都会の暮らしを夢にみて 家を飛び出した少年が
夢破れて帰って来たこの懐しい古里に
何もかもの優しさに包まれて

父さんの自慢の筆筋 いまだ衰えず
ほんの少し白髪が増えただけ 怒鳴り声はひびく
友は便りでやって来て昔の話に花が咲く
夢破れて帰って来た この懐しい古里に
何もかもの 優しさに包まれて

離れて初めて古里のすばらしさに気がついた
夢破れて 帰って来た この懐しい古里に
何もかもの優しさに包まれて
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