涙のアンジェリーナ

雨が森を打ち 緑は水を含んで したたり落ちてゆく
小川を下って やがてひとつの川は 海に流れてゆく
魚は群れる 蝶は舞う 小鳥は唄う
太陽は 降りそそぐよ 子供たちに

星はまたたき 花びらの小陰で 虫たちは愛を歌う
夜明けの唄は 幾億年も 歌いつがれてきたのに
一人の少女は気づいた 青い地球が少しづつ
色を無くして 泣いていること

涙のアンジェリーナ 泣かないでアンジェリーナ
あの森も あの川も 今はない
涙のアンジェリーナ 夢見るアンジェリーナ
君には 愛の歌が 聞こえないか?

何故 私たちは 緑を切り開いて 道を作るのだろう
何故 私たちは 河を塞き止め 水を汚してゆくのだろう
文明の渦の中 大切なものと引き換えに
青い地球を 傷つけてゆく

涙のアンジェリーナ 泣かないでアンジェリーナ
黒い瞳は 砂塵に さらされて
涙のアンジェリーナ 目を閉じてアンジェリーナ
もう 愛してるって 聞こえないか?

遙かな大地を めざす旅人よ 疲れ果てた瞳上げて
あの大空に 放したハトを 見失ってしまわぬよう
緑と水と太陽と きらめく光と風の色を
探しておくれ 子供達に

涙のアンジェリーナ 泣かないでアンジェリーナ
あの森も あの川も 今はない
涙のアンジェリーナ 夢見るアンジェリーナ
君には 愛の歌が 聞こえないか?

何故 私たちは…
何故 私たちは…
アンジェリーナ…
アンジェリーナ…
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