北信濃絶唱

流れる雲は 涙色
運命(さだめ)の風に 流された
夕闇迫まる 信濃路よ
二人の愛は いつの日か
あゝ いつの日か

愛を夢みて 傷ついた
清い二人の 悲しみよ
千曲の流れ 月の宵
涙の露が 光ってた
あゝ 光ってた

今は寄り添う 山のはて
ほほえみさえも 残して消える
雪の白樺 志賀の里
二人の愛よ いつまでも
あゝ いつまでも
×