愛の行方

逢うほどに 君はかわいい やつだった
ふたりで過ごした 鎌倉の海
ひき潮さびしい 砂のうえに
もつれた足跡 ああ寄り添って
あれから秋へと 流れた季節
愛の行方を
愛の行方を波は知らない

何処へでも つれて行ってと 困らせた
ほろりと一と粒 わがまま涙
灯かげにふたつの 赤いグラス
酔わせたこの俺 ああ悪いのか
葉山の酒場は 想いでばかり
愛の行方を
愛の行方を夜は知らない

歳月が 人の運命を かえようと
いのちの契りを 忘れるものか
星降る夜空の 佐島マリーナ
かならずふたりは ああめぐり再会う
君へのしあわせ 待ってておくれ
愛の行方を
愛の行方を誰も知らない
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