羅刹

寧悪なる貌形 闇に紛れて
怨み辛み纏いて立つ
静寂なる真秀ら場 酸鼻を極め
月の貌も朱に染まる

暴 憎 念
血達磨の族 呪いを込めて
烙印 押さるる鬼は

忘れじの追儺と紊る汚吏の流れ
聯亘の罪 連れを枕かれ
手くろもの相応の拷を以ち贖え
淵謀の荼毘 怨は絶えぬと

啓白する内憤 神に疎まれ
継ぎの吾子も呆気に縊れる暴 憎 念
火達磨の族 救い求めて
経絡 突かるる餓鬼は

忘れじの追儺と紊る汚吏の流れ
聯亘の罪 連れを枕かれ
手くろもの相応の拷を以ち贖え
淵謀の荼毘 怨は絶えぬと

暴 憎 念
茹だる魔の嬰児 挿げる鬼殿
脈々 続く蛇道は

忘れじの追儺と紊る汚吏の流れ
聯亘の罪 連れを枕かれ
手くろもの相応の拷を以ち贖え
淵謀の荼毘 怨は絶えぬと
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