知床番屋

ようやく海明け 流氷が
北へ戻った オホーツク
男と女の 知床番屋
これからしばらく 恋休み
漁師は船出が 早いから
甘えちゃいけない 夜明けまで

一目で私が 惚れたのか
先に貴方(あんた)が 口説(くど)いたか
男と女の 知床番屋
いつしか二人は 恋祭り
全てを許した あの夜(よ)から
ぬくもり恋しい 腕まくら

大漁祈って 岸壁で
船を見送る オホーツク
男と女の 知床番屋
今年でそろそろ 恋納(おさ)め
親御も承知の 仲ならば
秋味(あきあじ)頃には 浜女房
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