女神とピアニスト

この街が寝静まるころ
あなたは月夜を 奏でるピアニスト
そよ風の窓辺で聴くわ
しなやかな指と甘い音
そっと魔法かけたら
私に片想いしてね
ふたりのメヌエット
花束にして 愛をささやいてね
あなたの女神になりたい
恋に迷わせてみたいの
優しく 高鳴る鼓動かくしたら
夜の虹に座って待つわ

今日も微熱が続いてる 逃げ遅れた
影法師が踊ってる
愛してる たった ひとこと
ささやいて くれたらいいのに
眠れぬ夜はひとり
羊を数えるかわりに
星屑の音符 たどってうたうわ
眠りに堕ちるまで
あなたの女神になりたい
その胸の銀河泳いで
どこまで 太陽が顔を出すまで
あなたのピアノで
抱きしめて 星の花束で抱きしめて
私だけずっと抱きしめて
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