陽春のパッセージ

ハートに 若葉色のダイアリー
あなたと 初めて微笑んだ
入学式の 体育館から
想い出は 綴られてます

夕陽の 駅で待ってた事
忘れて 絵の具を借りた事
恋の予感 打ち消しながら
ときめきは 積もってゆきます
でも今夜は綴れない
今知ってる言葉だけじゃ もう足りない

あせって開いた 辞書の1ページ目に
載ってる言葉よ…
だけど怖い 眩しい
こんな気持ちが きっと「愛」ね

あなたは三ヶ月 大人だから
ラッシュで 指がふれた時も
変わりのない 微笑みくれる
顔じゅうが 真っ赤な私に
誰でもきっと 恋をして
その言葉を迷いながら 感じるのね

みんなが知ってる 辞書の1ページ目の
易しい言葉よ だけど声にならない
せつなさの中 響く「愛」ね

陽春の光 揺らすのは
いつか胸に紛れ込んだ 青い硝子

あせって開いた 辞書の1ページ目に
載ってる言葉よ… だけど怖い 眩しい
こんな気持ちが きっと「愛」ね
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