笑うピエロ

自称愛嬌の塊です
あたし気付いてるんだよ
あんたのくれるプレゼントは
残らない物ばかりで
それでも笑うあたしはピエロ

なのに玉には乗れない
ミセモノじゃないから
でも手の平の上じゃ華麗に踊るの
笑えるでしょ
あぁ、あたしも可笑しくて
もどかしくて今日も厚化粧

あたしはあんたのピエロ
どんな日でも笑うピエロよ
たまにはあたしだって泣かせてよ
あんたの手の平の上で

自称甲斐性無しの男です
あたし気付いてるんだよ
黄ばんだその白い嘘に
あんたの優しさだと
黄ばむ部屋にぎゅっとしがみ付いてる

もう一度
たまにしか乗れない遠い助手席に
でも口に出せば余命宣告が怖くて
あぁ、素直や正直は
先週末に燃えるゴミに出した

あたしはあんたのピエロ
どんな日でも笑うピエロよ
たまにはあたしだって泣かせてよ
あんたの手の平の上で

鼻が赤いのは泣き明かしたから
あんたの知らないあたしを隠す為の厚化粧
愛嬌だって嫌われない為に
作り出したあたしよ
笑うピエロ

もっとあたしを見てよ
どんな日でも側に居てよ
たまにはあたしだって泣かせてよ
あんたの腕の中で
この思いは胸の中へ

あたしはあんたのピエロ
どんな日でも笑うピエロよ
たまにはあたしだって泣かせてよ
手の平の上でいいから
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