大阪演歌

なにはなくとも 宗右衛門町の
灯りを見なけりゃ 日は暮れぬ
となり合わせた 止まり木の
苦労ばなしに 世話焼いて
それが なにわの いいところ
あぁ大阪 大阪演歌

裏もおもても 甲斐性(かいしょ)もなくて
ないない尽くしの お人好し
出世ばかりの この浮き世
情けひとつで 歩きたい
そんな なにわの 裏通り
あぁ大阪 大阪演歌

風が吹こうが 時雨(しぐれ)て来よが
笑ってゆれてる 赤ちょうちんよ
今日の憂さなど みな呑んで
明日(あす)も一から やるだけや
それが なにわの 心意気
あぁ大阪 大阪演歌
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