夢のつれづれ

誘われて夢の中
あなたを追いかける
きらめいた陽ざしさして
小さな葉陰にまぶしい

やわらかな口唇が
体をふるわせる
目を伏せて重なれば
ぬくもりが伝わる

思いつめて立ち止まる
後姿木立に消えて
いつまでも見送る愛しいあの人

さわやかに朝露が
衿足を流れて
ささえてた思い出が
目の前を通りすぎる

呼び戻す言葉さえ
光に吸い込まれて
たたずめばまたひとり
冷たい風に吹かれる

限りない愛しさが
胸の奥熱く流れる
いつまでも幻の夢のつれづれ

誘われて夢の中
あなたを追いかける
きらめいた陽ざしさして
小さな葉陰にまぶしい
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