酔中花

後をひくよな くちづけを
残して帰って 行ったひと
おとな同志の 粋な関係(なか)
それでいいのよ いい筈(はず)なのに
あたし! ヤダな めめしくて
とまどい 酔中花(すいちゅうか)

お止(よ)し本気に なるなんて
お酒がわらって 止めるけど
逢えない夜の 肌寒(はださむ)さ
つめのさきまで 淋(さみ)しいよ
あたし! ヤダな めめしくて
ゆらゆら 酔中花

これが最後の 恋なんて
シレーっとまた嘘 ついたひと
及ばぬ夢と 知りながら
夢に抱かれた 夜いくつ
あたし! ヤダな めめしくて
さみだれ 酔中花
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