なんとなく最低な日々

なんとなくカーテンを閉めた
なんとなく靴下を脱いだ
なんとなくテレビを点けた
なんとなくテレビを消した

なんとなく最低な日々
それでもなんとなく続いていく
なんとなく最低な日々
それでも光を探している

どんな顔をすればいいか分からなくなっていくよ
嬉しいときも 楽しいときも
この手をだしぬけに鳴らして
今を手繰り寄せることが難しい時代さ
すかさず空気を溜め込んでね
身体に流れる血液のスピードを確かめた
どんなときも どんなときも
誰かのように生きたくないから!

なんとなくサボテンに水をやった
なんとなく気持ちが戻ったような気がした
なんとなくコーヒーを淹れた
なんとなくこの静寂を聴いた
なんとなく時計に目をやった
なんとなく操られてる感じがした
なんとなく…
なんとなく今日が終わっていた

なんとなく最低な日々
それでもなんとなく続いていく
なんとなく最低な日々
それでも光を探している

どんな顔をすればいいか分からなくなっていくよ
賑やかなときも うるさいときも
この手をだしぬけに鳴らして
今を手繰り寄せることが難しい時代さ
立ち枯れた白い向日葵のグロテスクを
何にも例えないで歌ってみる
どんなときも どんなときも
それが美しさだと思うから!

今は2022年 目眩く渦の中
見えてたものが途端に見えなくなっちゃったときは
みんなの街に背を向けて
誰のためでもないモンタージュを
こしらえてやればいい
どれだけ捉えどころのない様相でも
切り取ってみせるよ!

ランランラン…

切り取ってみせるよ!
×