九十九里浜

ヒュルヒュルと 海鳥(とり)が舞う
泣いていいよと 波に舞う…

海の青さが なおさらに
胸に哀しみ 誘います
別れの言葉が 心に今も
刺さったままで 抜けません…
九十九里浜 どこまで続く
あなたの面影 消えぬまま
潮風波音 人影もなく どこまで行ってもひとり
埋(うず)めに来ました 終わった恋を

胸に優しく 包まれて
眠ったあの日 遠い夢
つかんだつもりの 幸せひとつ
こぼれて落ちた 砂のように…
九十九里浜 どこまで続く
逢いたさばかりが またつのる
潮風波音 人影もなく どこまで行ってもひとり
心はいつまで あなたに戻る

九十九里浜 どこまで続く
足跡(あしあと)たどれば また涙
潮風波音 人影もなく どこまで行ってもひとり
悔やんでいません 愛したことを
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