究極キュート

指で作った双眼鏡で
君の泣き顔いつも探した
ガードレールにつま先立って
ねえ危ないよ 海に落ちそう

波が怒ってるみたい
生きているだけで痛いよね

究極キュート じゃっまたね
冬の渚をスキップしてた
究極キュート 可愛く笑う
君の瞳が怖かった

缶のビールを回しのみして
その空き缶を蹴って歩いた
怪獣ごっこして遊んだね
君は悲劇の美女の真似して

紺のソックスにミニで
ジェーン・バーキンを気取ってた

究極キュート 電話する
そう言ったきり音信不通
究極キュート 愛と言ったら
困ったように茶化したね

時をまたいでる陸橋
走る君の絵が見えるよう

究極キュート 結局ね
楽しかったわ それでいいじゃない
究極キュート 無邪気な声が
ぼくの心臓つらぬいた
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