想い千すじ

頬にこぼれる 洗い髪
花冷えにまだ 濡れている
ひと櫛(くし)梳(す)いて ため息ひとつ
あなたをひとり 待つ夜更け
朧月(おぼろづき) ほろほろ
泣いている 風に
ああ あなた恋しい…
流れ流れて 千すじの
想いの糸が 河になる

心細さを あおるよに
夜風が窓を 揺らします
あなたの重さ 身に受けながら
絆を深く 結びたい
夢うつつ ゆらゆら
うたかたの 刻(とき)に
ああ ふたり身を寄せ…
きっと今夜も 舟を出し
追ってはならぬ 夢を追う

花吹雪 ヒュルヒュル
舞い上がる 夜に
ああ あなた逢いたい…
乱れ乱れて 千すじの
想いの糸が 河になる