歌うたいのブルース

思い出を 語るには
早過ぎると わかってるけど
三日月が 綺麗だから
少し話を してもいいかな
あの夜行列車の B 寝台 目指す夢の東京
たどり着いたら 朝日を浴びて 街は輝いてた
おおベイビー 傍にいて
おおベイビー 聞いてくれ
おおベイビー 歌うたいの ブルースを

溢れ出る メロディーを
ギター奏でて 歌い続けた
路地裏の アパートで
自分の道を 探し求めた
孤独な日々に この街は やけに冷たくて
星のない 空を見上げて 涙した夜もある
おおベイビー 傍にいて
おおベイビー 聞いてくれ
おおベイビー 歌うたいの ブルースを

華やかな ステージで
拍手の嵐 浴びた日もある
波がすっと 引くように
忘れ去られた こともあるのさ
すべてのことは 時の彼方 今は愛おしくて
今日もまだ 歌っているよ 馴染みの店の片隅
おおベイビー 傍にいて
おおベイビー 聞いてくれ
おおベイビー 歌うたいの ブルースを
×