雨が近づく音
構いもせずに
ひとつに溶けた影を
この手で閉じ込めた

あの時そうしなければ
あなたをなぜか失いそうで
それだけが答えのようで

抱きしめても 抱きしめても
さみしいのは 変わらないさ
それが愛と 愛なんだと
心は そう言うだけ

水を跳ねて過ぎる
車のライト
ふたりが選ぶ道は
どこかも教えない

あの時どうしていれば
二人を夢に留めておけた
ためいきも滴に変わる

抱きしめても 抱きしめても
幸せまで いつも遠い
それも愛と 愛なんだと
涙は そう言うだろう

抱きしめても 抱きしめても
さみしいのは 変わらないさ
それが愛と 愛なんだと
心は そう言うだけ
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