夕暮れのフランツ 凋まない風船

立体交差点で雨宿り
鉢合わせた猫は不機嫌
朽ち果てた空缶は今夜
風と戯れて口笛吹くのかい

曇り窓 今バスは
たぶんキミを乗せて通り過ぎた

愛の歌を聴いては知ろうとした
浮かぶ答えはいつも非力だったな
日々の中で捨てたり失くしたのに
僕らはまだ「こころ」に
翻弄されてばかり

身分証明書は らしくない顔
オマエダレダ? 何が出来る?
靴底は汚しただけ
擦り減らそう 未来を照らそう

忘れない キミのこと
遠くで煌めくキミの全て

まだ知らないストーリー 待ち構えてる
10年後もその先も 生きてる限り
ジタバタしてテリトリー 見極めたり
いやそうじゃない
果敢に欲望に手を伸ばしたり

持て余す熱とエナジー
若さゆえのモノと思ってるだろ?

愛の歌を唄っては知ろうとしてる
浮かぶ答えにどうせ答えはない
日々の中で枯れたり馴染んだのに
僕らはまだ「こころ」に
翻弄されてばかり
×