君の隣、太陽の下で

神社の隅 雨上がりの紫陽花に 「きれいだね」と目を細めた
木漏れ日に あたたかく包み込まれ それだけで泣きそうになる
時と共に失うことが怖くて 綺麗なまま壊したくなる
逃げるように愛(まぼろし)を追いかけてさ 君はどこにもいかないのに

その優しさは深い海の様に
冷え切ったこの心の奥を溶かしてゆく

君の隣、太陽の下で 息を吸って生きてること
奇跡のような事なんだって あの日に僕は気づいたから
他にはもう、何も要らない ああ
君の隣、太陽の下で 明日をまた夢見ること
強くなれるよ、変わっていくよ 愛に迷わぬ人になるよ
この手をもう離さないから ああ

幸せに 近づこうとするたびに 胸がぎゅっと締め付けられる
悲しい歌 頭に鳴り響く様に 刻まれている 愛の記憶

君がいない、太陽の下で 迷子になって泣き喚いて
生まれ変わって すれ違って いつかはきっと巡り会える
罪と罰を繰り返して

何千年という時間を泳いで 今僕らが同じこの世界にいられるなら

君の隣、太陽の下で 息を吸って生きてること
奇跡のような事なんだって あの日に僕は気づいたから
他にはもう、何も要らない ああ
君の隣、太陽の下で 明日をまた夢見ること
強くなれるよ、変わっていくよ 愛に迷わぬ人になるよ
この手をずっと離さないまま ああ
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