つけびの灯る街

撒いた恩を燃やし
嗚呼キレイだなと誇らしげ
気に喰わぬ若年
嗚呼排除だ排除だ出て行け

焼いた世話に香ばしい
御老人達が集って
耳打ちヒソヒソ
嗚呼煙うて煙打て堪らんわ

コン、コン、渾々と
コン、コン、懇々と
コン、コン、渾渾と
火種を打つ

排他的
僕は独りに
田舎者に
赦しを乞う

撒いた仇を燃やし
掠れた声で歌うわ
亡き骸は抜け殻
嗚呼、火をつけ、
木をくべ、喜こんで

コン、コン、渾々と
コン、コン、懇々と
コン、コン、渾渾と
火種を打つ

道連れに
僕と一緒に
地獄に落ちや
吹き溜まり

此処何処
期待痛い
如何遺憾
しまった

炎上しても
慊焉たるもの
翻弄されて
迷い込んだ

幸せに平和でいたい
「ねえ神様僕を殺して」

ありがとう
僕を捨て去り
故郷へ置いて逝きます

さらば街よ
×