リフレインズ

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[refrains of memory]

三月 風 冷たくて 蕾(つぼみ) 密か 綻(ほころ)んで
花時計は 旅立ちの日を そっと 刻んだ
振り返れば 一瞬で 「トワ」とか 机上論(きじょうろん)は
教室の片隅(すみ)で今も 青春(はる)と遊んでいるの?

「君が泣いた理由」訊(き)かなくても解るほど
夢を 憂いを 願いを 未来を
薄紅(うすべに)の あの坂道 語った

何年経っても たとえ 何千泣いても
甦(よみがえ)る サクラノリフレイン 舞い戻れ
何故だろう こんなに 離れる筈(はず)なのに
雨あがりの空の下
同じ蒼色(あお) 信じられる気がした

気づけば 青葉 芽吹いて そして 枯葉 色づいて
花時計は また未来(あす)へ秒針(はり) そっと 刻んだ
喧騒(けんそう)とポートレート 鏡のその向こう
未(いま)だに 笑顔下手(べた)な 君は何者なんだろう?

季節の階段を ひとつ またひとつ登って
夢を 憂いを 願いを 未来を
色褪せてしまわぬように 囁(ささや)いた

逢いたくなっても 時に 逢えなくなっても
響く声 コトノハリフレイン 舞い戻れ
何故だろう どんなに 挫けそうな瞬間(とき)でも
分かち合った想いの数
ぼくたちは 越えてゆける気がした

あの日 画(えが)いた翼の計画
継(つ)ぎ接(は)ぎの夢たちを 不器用に紡いだ
雨雲の上には 今日も太陽が照らす鼓動
正解とか 無くたっていい それぞれに さあ

何年待っても そうさ 何千待っても
甦(よみがえ)る サクラノリフレイン
変わらない「何か」を

何年経っても たとえ 何千泣いても
甦(よみがえ)る サクラノリフレイン 舞い戻れ
何故だろう こんなに 離れた筈(はず)なのに
雨あがりの空の下
同じ碧色(あお) 信じ続けている

今 リフレイン リフレインズ
今 リフレイン リフレインズ
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