5つ数える間に

私の胸元
風が忍び込む
透き間がない程 強く
あたためてくれた人

最後にお願い
私が目を閉じ
5つ数えるあいだに
黙って出て行って

愛が始まる時は
いつも二人なのに
愛が終わった時は
いつもひとちぼっち
もう 失うものは何もない

あなたがいないだけ
今夜のベットは
きっとあたたかいはずよ
仲々 寝付けない

一晩中でも
遊んでいられる
叱る人もいないなんて
寂しい自由だわ

愛が始まる時は
いつも二人なのに
愛が終わった時は
いつもひとちぼっち
もう 失うものは何もない
×