若竹

空の青さに あこがれて
竹は真っすぐ 伸びてゆく
雨に何度も 叩かれながら
背伸びするのが 青春だ
俺は若竹 ありったけ 挑むだけ

竹に雀の 仲だった
あの娘(こ)移り気 はぐれ鳥
月を見るたび 心が騒ぐ
忘れられない 恋ひとつ
惚れて若竹 ありったけ 燃えるだけ

強い竹ほど しなやかだ
それが男の 立ち姿
せまる試練は 笑顔で受けて
信念(おもい)ひとすじ 天を指す
俺は若竹 ありったけ 進むだけ
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