霧雨の夜は更ける

何も言うなよ わかっているさ
つらい男の 胸の内
終わった恋なら 今夜で忘れろよ
窓の向こうに 音もなく
霧雨 降る降る 港の酒場

いつも別れは 突然過ぎて
心傷つく 事ばかり
愛した月日を 嘆(なげ)くな悔やむなよ
青いカクテル 薄灯り
静かに更け行く 港の酒場

恋の苦(にが)さを つらさを知って
人は優しく なれるから
今さら自分を そんなに責めるなよ
胸の痛みを 包むよに
霧雨 降る降る 港の酒場
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