哲学の道

乾くカラカラの蝉の抜け殻が
とまる木の葉が揺れる散歩道
地下に長く暮らしてた後に
空を飛ぶ時 何を思ったのか

空を飛び回り
果てるまでジリジリ
歌い続ける

哲学者たちの亡霊と歩く この散歩道
哲学の理屈 捨てて歩く この散歩道
頭の中をすっかり空にすれば
自然に歩き出せる

町の外れのありふれた景色
悩む者が通る散歩道
通り過ぎるランナーの汗は
脱皮してる殻のかけらなの?

いつも歩き回り
殻を破り
生まれ変わり続ける

哲学者たちの亡霊と歩く この散歩道
哲学の理屈 捨てて歩く この散歩道
頭の中をすっかり空にすれば
自然に歩き出せる

哲学者たちの亡霊が語る この散歩道
哲学の言葉は 一瞬の慰め この散歩道
蝉が飛ぶのに理由なんかいらない
自然に身をまかせて
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