on the BLEACHers

借り物の夕暮れと 借り物の地平線 返すまで 果たしたいものとは何

波打ち際 水をかけあう子供達
笑い声が弾けてはまた繰り返す
吹き抜ける小屋の下 君と寝転び
風を浴びていた 風を浴びていた

千年の昔 約束をしたんだきっと この小さな木の下で 待ち合わせようって
失われた時を 言葉で汚さぬように 愛してるなんて 言葉に汚されぬように
沈黙を捧げあったんだ 抱きしめあって ただ抱きしめあって

潮風と波のリズム デジャブする夕凪に イルカの舞 美しい二つの捻れ

思い出とは落下した空想のこと
重力は僕達を思いとどまらせ
傾いたテーブルを走るビー玉
君と追いかけた 君を追いかけた

移ろい行く時の中のわずかな時代を
君と折り重なるようにして生きていたんだ
本当の意味で 君を想い出すために
ほどけるしかなかった 有り難きを知るために

千年の昔 約束をしたんだきっと
この「小さな木」の下で 待ち合わせようって
風の通り道を 辿れば見つかるはず 地に足を踏みしめた木がそこにあるはず
「ここ」にあるはず
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