冤罪

ニュースのコメンテーター
一部だけ見て「恐ろしい事件」
本当の物語
知りもしないでしたり顔している

澄んだ空眺めてる
君の瞳は霞んでいくの
屋上で風に靡かれてる
君の香りが宙を舞う

今宵も影を無くしては 地面を汚す
違う違う違う私じゃない違う違う違‥嗚呼

“愛してる”“愛してる”を押し殺した日々
君が生きた事を無駄にしたい
“愛してる”“愛してる”が溢れてしまった
その日最後の君の背中に手を添えた

いつもと変わらない夕闇
赤く染まったチューリップ
現実逃避するかの様に
午後のチャイムが鳴り響く

今宵も影を無くしては 地面を汚す
違う違う違う私じゃない違う違う違‥嗚呼

“愛してる”“愛してる”を押し殺した日々
君が生きた事を無駄にしたい
“愛してる”“愛してる”が漏れてしまった
その日最後の君の背中に手を添えた

「宙を舞った彼女はとてもとてもとても綺麗で
まるで小鳥の様でした。」

「嗚呼でもねでもねその直後に私後悔したんです。」

もう少しあと少し早く触れてたら
宙に舞う事もなかった
“愛してる”“愛してる”が足りなかったから
その日最後の君の背中を掴めなかった
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