鳴子峡

風が 風が 風が 風が 鳴いてる 鳴いている
名残り 涙の 鳴子峡

あなたの写真を 胸に抱き
列車を降りれば 秋がゆく
ひとり旅する おんなの姿
どんなに淋しく 見えたって
心に寄り添う あなたがいるわ
風が 風が 風が 風が 鳴いてる 鳴いている
名残り 涙の 鳴子峡

あなたが愛して くれたから
女の幸せ 知りました
橋の上から 名前を呼べば
小さく木霊(こだま)が 返るだけ
空から私が 見えるでしょうか
風が 風が 風が 風が 鳴いてる 鳴いている
名残り 涙の 鳴子峡

強く生きろと あなたの声が
聞こえた気がして 振り向けば
いとしい面影 夕陽が染める
風が 風が 風が 風が 鳴いてる 鳴いている
名残り 涙の 鳴子峡
×