あたりまえだと思ってるもの

言葉以外で君に伝えるための
術を探してた
ベランダで眠れぬ夜を過ごしてたんだよ

争うために僕ら生まれたわけじゃないと話してた
ため息は白く固まって夜空へ飛んでった

愛しすぎて苦しみも伴って
傍にいるよ これからは何時でも

あたりまえだと思ってるもの
大切にしたいと願うほど
もっとちゃんと向き合わなくちゃなあ
粉雪が手のひらに舞い降りて
5秒後に形を消していく
僕らこんな温もりを持ってまた明日へと

合わせ鏡で僕に足りないものを
映し出しとくれ
素直な君の心に憧れてるから

「風邪ひくよ」と肩にかけてくれたセーターが
複雑に絡まる気持ちを解いてく

たったひとつの約束をしよう
微笑みだけは絶やさずにいよう
ずっとずっと年老いたってさ
思いやりという糸で縫われた
デコボコだけど確かな絆
やっと愛の輪郭にそっと今触れたよ

あたりまえだと思ってるもの
大切にしたいと願うほど
もっとちゃんと向き合わなくちゃなあ
粉雪が手のひらに舞い降りて
5秒後に形を消していく
僕らこんな温もりを持ってまた明日へと

そしてまた明日へと
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