10月のプールに飛び込んだ

チャイム 聴こえないふりをしていた
WOW WOW
校舎の裏側 非常階段で一人

あんなつまらない授業なんか出たくない
空は真っ青だ こんなよく晴れた日をどうする?

校庭 眺めながら いいこと思いついた
ここで不平不満言ってサボっててもしょうがない

フェンスを乗り越えよう

10月のプールに飛び込んだ僕を笑うがいい
制服のまま泳いで何を叱られるのか
そして冷たい水の中で わざと飛沫(しぶき)を上げて
誰にも邪魔をされない本当の自由 確かめたかった

何もしないのは 傷つきたくないってことだろう?
もっと ジタバタしてかっこ悪くたっていいじゃないか?

僕なりの抵抗で じっと息を止めてた
いつまでいられるだろう 水の中は平等だ

ゆっくり立ち上がる

10月のプールを泳ぐのはそうさ愚かなことだ
教室の窓 みんながこっち見て騒いでる
そしてずぶ濡れで震えてる僕は中指を立て
大声で言ってやったんだ できるものならやってみろよ

びしょびしょの足跡が廊下に残っている
教師は何も言わなかった 僕に興味がないんだろう

プールには何度だって また飛び込んでやる
季節なんか関係ないのが僕の生き方だ

10月のプールに飛び込んだ僕を笑うがいい
制服のまま泳いで何を叱られるのか
そして冷たい水の中で わざと飛沫(しぶき)を上げて
誰にも邪魔をされない本当の自由 確かめたかった
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