太陽の子ども達

浦添の丘に立ち
見下ろせば牧港
あけもどろの陽射しを受けて
太陽(てぃだ)の船は走り行く

天に鳴響(とよ)む 結いのマチ
聞こえる鼓(ちぢん)の調べ
永久(とわ)に響く 太鼓(てーく)に乗せて
明日(あした)へと 走って行こう

ようどれに吹く夕凪は
古(いにしえ)の王の祈り
平和の風

太陽の子ども達よ
つよく つよく 奏でておくれ
太鼓の音に 願いを込めて
僕らの夢を 届けておくれ

浦添の城跡(しろ)に立ち
見下ろせば 基地(フェンス)の壁
命(ぬち)どぅ宝 命の花を
この地球(ほし)に咲かせてゆこう

争いのない世界は
わした 御万人(うまんちゅ)の夢
命の歌

太陽の子ども達よ
つよく つよく 歌っておくれ 涙の夜も 乗り越えられる
愛と勇気を 奏でておくれ

天(てぃん)に 轟く 肝(ちむ)ぬ鼓動(くどぅー)や
我した鼓(ちぢん)ぬ衆(しゅう)、やさッ!若太陽(わかてぃーだ)
打ちゅる太鼓(てーく)ぬ 音(うとぅ)ぬ美(ちゅ)らさや
世界(しけー)ぬ元朝(がんちょう) 待ちわん待ちわん
あれに見ゆるは 太陽旭日 (てぃーだきょくじつ)
豊かなる世(ゆ)ぬ 兆(しる)しさみえい
我した 若太陽(わかてぃだ)! 鳴響(とぅゆ)む太鼓(てーく)ぬ
踊(うどぅ)るエイサー!わんから! ハイヤッササ!

太陽の子ども達よ
高く高く 踊っておくれ
どんな悲しみも 乗り越えられる
愛と元気を届けておくれ

太陽の子ども達よ
つよく つよく 奏でておくれ
太鼓の音に 願いを込めて
僕らの夢を 届けておくれ

未来へ続く 太鼓にのせて…

命(ぬち)や巡(みぐ)りてぃ 何日(いち)ん若太陽
心(くくる)合わちょてぃ 太鼓(てーく) ぶなきりゃ
てだこの祈り… みるく世ぬ瑞兆(しるし)…

いーやーさーさー!
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