英雄の歌

世界を救う歌を書こうとしたら
うまく書けないことに気づきました
どんなに格好つけてみようとしても
もうどれも もうどれも
君のためのメロディだ

運命の糸が絡まり合って
人々を引き裂く時でも

響け 世界中の闇の中で
僕らがはぐれないように
紡ぎ出す旋律は ただ君を目指して
僕は救世主にならなくていい
世界を歌う主役より
君だけの英雄になりたい

見て見ぬフリでやり過ごしてたこと
適当な嘘で誤魔化してたこと
ヒーローと呼ぶには情けないけど
もう二度と もう二度と
君を一人にしないように

幾千の五線譜を書き換えて
君をほら助けに来たのさ

たとえ世界中をまたにかけて
君が大ウソをついても
バカみたいに君を見守っているから
そうやって「大丈夫」って言うわりには
大丈夫じゃないことくらい
僕だけはちゃんと気づいてる

響け 世界中の闇の中で
僕らがはぐれないように
紡ぎ出す旋律は ただ君を目指して
僕は救世主にならなくていい
世界を歌う主役より
君をずっと感じてる 君をずっと信じてる
君だけの英雄でありたい

ほら もう泣かないで
ほら この手を繋いで
ほら 共に戦って もう一度
ほら もう泣かないで
ほら この手を繋いで
ほら 共に戦って もう一度

ほら もう泣かないで
ほら この手を繋いで
×