旅路のひと

今頃どうして いるだろと
想えば未練に 変わる酒
連れて行ってと 泣いていた
あいつは旅路の 赤い花
北の酒場の 北の酒場の 赤い花

想い出ひとつも やらないで
冷たく別れて 来た俺さ
それもあいつの ためだろと
言い訳まじりの ひとり言
酒につぶやく 酒につぶやく ひとり言

あの頃駄目でも 今ならば
倖せぐらいは やれそうだ
酔えば顔出す 北国の
チラチラ小雪に しのぶ恋
酒のむこうに 酒のむこうに しのぶ恋
×