風の尾道

忘れるための 旅なのに
恋しさばかりが つのります
小さなあやまち 許していたら
今でもあなたと 生きてたかしら
尾道 想い出 坂のまち
風にあなたの 声がする

見知らぬ人の ほほ笑みが
やさしく私を なぐさめる
二人でながめた あの日の海は
波さえ幸せ 唄っていたわ
尾道 切ない 港まち
風につぶやく 逢いたいと

白壁つづく 石畳
あなたの面影 ついて来る
戻ってくれると 心のどこか
信じていたのよ 待ってたけれど
尾道 夕陽の 別れまち
風に恋しさ 飛ばします
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