一夜ノ永遠ニ君想フ

深い森 迷い込んだ
か細き花よ 君よ
声ならぬ想い 抱いて
孤独に踊るの

痛みをなぞって 零れるその涙は
眠らせた心 目覚めさせてゆく

約束の月の夜に
本当の君探して
飾らない笑顔が
ほら 美しい
約束の月の下で
煌めく君を見ていたい
凛と瞳が
僕を射抜いた

遥か刻の裏側に
置き忘れた記憶は
桃色 君のくちびる
震わせているの

迷い惑わされど 光を信じている
かすかに確かに 芽吹く春のよう

永遠の一夜果てるとき
彼方 翔び立てる君は
どうして 笑顔が
寂しく揺れる
約束の月満ちたら
君は行ってしまうだろうか
綾を忘れて
僕を忘れて

連なりゆく時間 浮かべて
重なりゆく想い 流れて
言葉より先に
あゝ 触れたいだけ

約束の月の夜に
本当の君教えて
飾らない笑顔が
ほら 美しい
約束の月の下で
煌めく君を見ていたい
凛と瞳が
僕を射抜いた
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