彼ハ誰ノ空

三つ数えて ショウに終わりが来る
「さよなら」どうか言わないでね
夜に浮かんで 朝を見つめていた
未来をきっと 知っていた

運命よりも確かな
想い 胸にあるなら
もう大丈夫だね

百年先の空 ふと見上げてる
君が笑っていますように
幸せな景色 そこに僕がいなくても
いつも 見守っているから

幾通りある 明日へと続く今日
逃れられない分かれ道を
選んだとして 君に巡り合えた
消えることない 昨日抱いて

君は君を見つけて
泳ぎだす 耀(ひかり)へと
もう大丈夫だね

新しい春が来て 夏は眩しく
秋に愁いて冬に染む
寄り添う人が たとえ僕じゃなくても
いつも 幸せであるように

彼者誰 白む空
落ちてく月 満ちる刻
あの日の約束 思い出も全部
忘れはしないから

ねえ 可笑しいよね
もう会えないって
判っているのに愛しくて
微笑みが涙 解かしては溢れてく
たったひとつだけ願い叶うなら

永い時空(とき)の向こう 空の下
君が笑っていますように
幸せな景色 側に僕がいなくても
君を 見守っているから
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