我楽多草稿

そんな想い出 空に飾っても
月は曇って
強がるのなら 震えてる肩を
抱きしめたい

例えばその涙に
滲む星屑が
腕の中で砕けて
消えゆくときまで

わかりっこない 感情の淵に
騙されたまま
字余りの愛 少し無理矢理に
告げてみようか

時が分かつ秘密を
この手で破れば
ふたり 惹かれあうのは
抗えぬ運命

どんな 燈火が生まれるだろう
今宵の紅は深く
おまえの笑顔で 暴かれてく 微かな光
いつも 我楽多の夢 集めて
追いかけてた この美学は
おまえに似合うはずさ
永久に寄り添いし 浪漫となれ

雑詠なれど 行間の次は
同じ文句さ
字足らずの愛 振り回されても
それでもいい

苦き覚え 重ねた
物語さえも
幾度 読み返すほど
突き刺さる答え

譲れない祈り 貫く願い
今宵の月に映えて
美しきものよ その続きは
くちづけのあと
いつか 我楽多の夢の中で
染まってゆく おまえを見よう
眩い夜明けの果て
暁色した ダイヤモンド

どんな 燈火が煌めくだろう
今宵の紅は深く
狂おしいほどに 咲き乱れる
確かな光
いつも 我楽多の夢 集めて
追いかけてた この美学は
おまえに似合うはずさ
永久に寄り添いし 浪漫となれ

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